諫早市議会 > 2022-03-22 >
令和4年予算決算委員会(全体会) 本文 開催日:2022-03-22
令和4年予算決算委員会(全体会) 名簿 開催日:2022-03-22

  • "参加"(/)
ツイート シェア
  1. 諫早市議会 2022-03-22
    令和4年予算決算委員会(全体会) 本文 開催日:2022-03-22


    取得元: 諫早市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       午前10時 開議 ◯委員長(津田 清君)[ 238頁]  おはようございます。ただいまから予算決算委員会・全体会を開会いたします。  議案第14号から議案第24号までの11議案を一括議題とし、これより各分科会長の報告を求めます。  まず、総務副分科会長。 2 ◯総務副分科会長(松永隆志君)登壇[ 238頁]  皆さん、おはようございます。総務分科会長報告を行います。本日、総務分科会長欠席のため、副分科会長、松永が報告いたします。  当分科会が審査した議案及び結論につきましては、提出された関係資料を基に慎重審査した結果、議案第14号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第15号)」のうち歳入全般、歳出中関係分、繰越明許費補正中関係分及び地方債補正、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」のうち歳入全般、歳出中関係分、債務負担行為中関係分及び地方債につきましては、いずれも全会一致により原案どおり可決すべきとの結論に至ったところです。  なお、審査の過程における質疑や意見の主なものは次のとおりです。  まず、議案第14号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第15号)」のうち繰越明許費補正中関係分についてです。  主な質疑として、消防水利整備事業繰越明許費1,736万7,000円について、令和3年度は市内4カ所に防火水槽を設置する予定であったところ、入札において3カ所が不落となったため、予算を繰り越すとのことだが、不落の原因と今後の入札など、どのように対応していくのか、との質疑に対し、市内に新幹線などの土木工事が集中している点が原因の一つと考えられる。3月末ごろには工事が完了し、業者の手もすいてくると考えられるので、新年度の早い時期に入札を執行し、早期の完成を目指したい、との答弁がありました。  次に、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」のうち歳出中関係分についてです。  主な質疑及び意見として、2款総務費、1項総務費、本庁舎改修事業、予算額8,400万円について、本館の外壁改修に係る経費とのことだが、その内訳は、との質疑に対し、工事請負費が約8,000万円で、工事の監理業務委託費が約400万円である、との答弁がありました。  また、工事は足場を組む方法とゴンドラをつるす方法の両方で実施するとのことだが、本庁舎周辺の駐車場について一部使用できなくなり、来庁者の事故防止のために利用規制をかけると思うが、どのように行うのか、との質疑に対し、改修工事を実施する期間は、本庁舎周りの駐車場は時期によっては使用を停止し、一般車両が進入できないように規制を行う予定である、との答弁がありました。  分科会の意見として、工事期間中は、来庁者の安全対策の徹底及び駐車場が使用できないことが分かるように看板を設置するなど十分な対応を行い、併せて代替駐車場として芝生広場を開放するなど、来庁者の利便性の低下とならないよう対応を求めるものであります。  2款総務費、2項秘書広報費ホームページ更新事業、予算額2,100万円について、市公式ホームページのCMS等の更新を行うとのことだが、CMSとはどういう意味か、またこの事業によりホームページはどう変わるのか、との質疑に対し、CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略で、現在、主流となっているシステムで、各課の職員がそれぞれホームページを更新できるようになるものである。また、新しいホームページになると、スマートフォン版でも画面が見切れることなく表示できるようになり、デザインについても、今考えられる限りの見やすいデザインとなるよう検討している。また、サーバーの容量も大きくなり、アクセスが集中しても安定して閲覧できるようになる、との答弁がありました。  2款総務費、5項選挙費、選挙啓発事業、予算額36万3,000円について、若者の投票率日本一を目標に掲げていたと思うが、現在の取組状況は、との質疑に対し、これまで啓発活動を実施してきたが、目標を掲げた当時から若者の定義が曖昧であり、年齢別の投票率については、各自治体から一投票所を抽出しての全国の集計であるため、数値による日本一の判断は、実際にはできない状況であった。このような状況から、「日本一」の言葉については、「若者の投票率向上を目指します」と変更することや、現在、高校生から選挙に関する標語を募集し、最優秀賞を決めて、選挙ごとに啓発活動のテーマとしているので、このような方法にしていくなど、言葉の取扱いを含め、引き続き協議していくこととしている、との答弁がありました。  3款、企画財務費、4項徴税費、ふるさと納税推進事務、予算額3億6,000万円について、令和4年度の寄附金額を令和3年度実績の約4億円より2億円増額して約6億円と見込んでの予算額としているが、寄附金額の増額を見込んだ理由は、との質疑に対し、令和3年度の取組として、ポータルサイトを2つ追加したことと、返礼品について13事業者、212品目追加したことなどで、全国の方が諫早市を選びやすく、寄附しやすい環境となったのではないかと考えており、令和3年度が増額になったことを踏まえ、令和4年度の寄附金額の増額を見込んでいる、との答弁がありました。  8款経済交流費、4項文化振興費、地域の芸術環境づくり推進事業、予算額400万円について、本事業は何年も同じ団体を中心とした実行委員会が実施主体となっているが、この実行委員会以外に申請された実績はあるのか、との質疑に対し、申請された実績はない。今後様々な実行委員会等が申請できるように本事業をPRする方法について研究していきたい、との答弁がありました。  8款経済交流費、4項文化振興費、美術・歴史館運営事業、予算額5,250万円について、前年度当初予算と比較して2,600万円の増額となっているが、その理由は、との質疑に対し、展示企画展として、友好交流都市である津山市及び出雲市との三市交流展を開催する予定であり、このような大型企画展を開催する場合は、市が所有している展示ケースだけでは不足するため、展示ケースを増やすためのリース料が増額となったこと、また津山市及び出雲市からの資料の運搬費用が通常の企画展よりも高額となることが主な理由である、との答弁がありました。
     8款経済交流費、5項スポーツ振興費プロスポーツ連携交流事業、予算額150万円について、スポーツ教室について、どこで、何回行う予定であるか、また講師は決まっているのか、との質疑に対し、バスケットボール教室は夏休み中に諫早市中央体育館で2回程度、長崎ヴェルカの選手またはスタッフを講師として行う予定である。また、スケートボード教室スポーツパークいさはやスケートボード場で、初心者を対象に年6回程度、市内に日本スケートボード協会公認プロスケートボーダーがいらっしゃるので、その方を含めた団体に講師を依頼して行う予定である、との答弁がありました。  8款経済交流費、5項スポーツ振興費本明川ボート練習場活用促進事業、予算額470万円について、合宿や大きな大会を実施するならば、活用促進と併せて道路や艇庫、トイレなどの周辺施設の整備促進を図る必要があり、市として県に強く働きかけて、県と連携して取り組むべきだと考えるが、との質疑に対し、県スポーツ振興課や県のボート協会も含めて、三者で協議を重ねており、優先順位を明確にしながら取り組みたい、との答弁がありました。  10款消防防災費、2項消防費、消防団運営事務、予算額4,788万5,000円について、消防車を運転するための運転免許取得に係る補助について、対象者の実数は、との質疑に対し、オートマチック限定免許を取得している団員が36名、準中型免許が必要な団員が38名であり、令和4年度はオートマチック限定免許を取得している団員10名及び準中型免許が必要な団員5名を対象としている、との答弁がありました。  また、準中型免許制度が施行されたのは平成29年だが、その当時に今回の事業を実施しなかった理由は、との質疑に対し、制度が施行された当時において、分団に対し、今回と同様の事業に対する意向を伺った経過があるが、その当時はまだ希望者がいなかったこと、併せて対象となる団員も少なく、分団として消防車の運行に支障が生じていなかったためである、との答弁がありました。  10款消防防災費、2項消防費、消防機材整備事業、予算額2,520万円について、ボートを所有している分団数は、また更新はしているのか、との質疑に対し、諫早支団の第1分団、第14分団、第15分団、森山支団の第3分団、飯盛支団の第2分団、第3分団、高来支団の第1分団がそれぞれ1艘ずつ所有している。なお、劣化等で使用できなくなった場合は、更新について検討する、との答弁がありました。  以上で、総務分科会長報告を終わります。(降壇) 3 ◯委員長(津田 清君)[ 239頁]  次に、教育厚生分科会長。 4 ◯教育厚生分科会長(湯田清美君)登壇[ 239頁]  教育厚生分科会長報告を行います。  小長井文化ホール(小長井町小川原浦)におきまして、調査を実施いたしました。  当分科会が審査した議案及び結論につきましては、提出された関係資料を基に慎重審査した結果、議案第14号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第15号)」のうち歳出中関係分及び繰越明許費補正中関係分、議案第15号「令和3年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」、議案第20号「令和4年度諫早市駐車場事業特別会計予算」、議案第21号「令和4年度諫早市墓園事業特別会計予算」については、いずれも全会一致により、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」のうち歳出中関係分、議案第17号「令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」、議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」、議案第19号「令和4年度諫早市介護保険事業特別会計予算」につきましては、賛否の意見があり、挙手採決の結果、いずれも賛成多数により原案どおり可決すべきとの結論に至ったところです。  なお、審査の過程における質疑や意見等の主なものは次のとおりです。  まず、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」のうち歳出中関係分についてです。  結論を出すに当たり述べられた賛否の意見として、反対の立場から、社会参加促進事業福祉タクシー助成事業」において、対象者の人数に対して予算計上の見込額が少ないこと、使い勝手がよくなる改善方法を考えての予算計上ではないことから、本議案には反対である、との意見がありました。  また、賛成の立場から、県内他市の状況を踏まえて事業を行っている部分もあると思われる。予算がないと、事業が実施できず、対象の利用者に不利益を与えることから、本議案には賛成である、との意見がありました。  次に、反対の立場から、心身障害者福祉医療費支給事業において、対象者に対し、申請者が少ない、現物給付をしないと、障害がある方、その家族についても利便性が悪いと思われることから、本議案には反対である、との意見がありました。  また、賛成の立場から、この事業は、申請書を提出していただく必要があり、手間がかかるという側面もあるが、この予算がないと、事業が実施できず、対象者にとって不利益を与えることから、本議案には賛成である、との意見がありました。  主な質疑として、4款こども福祉費、2項社会福祉費、社会参加促進事業、予算額825万3,000円について、福祉タクシーの助成額は1人当たり幾らで、実際どの程度利用されているのか、また利用しやすいよう対象者を拡げてはどうか、との質疑に対し、1枚500円が48枚つづりで、1人当たり2万4,000円分のタクシーチケットを配付しており、これまでの実績は交付枚数に対し、おおむね40%が利用されている。重度の障害者の社会参加を促す目的として、自家用車での家族の介助がない場合などに利用されており、制度変更の予定はない、との答弁がありました。  4款こども福祉費、2項社会福祉費生活困窮者自立支援金支給事業、予算額1,000万円について、生活困窮者自立支援金支給事業の具体的な内容は、との質疑に対し、この事業は、令和3年度から事業を行っており、新型コロナウイルス感染症により経済的な影響を受けた生活に困窮する世帯のうち、生活保護に至る前の段階にある世帯に対し、支援金を給付し、自立・就労に向けた生活を支援するものである。これら生活困窮世帯には、まず社会福祉協議会からの資金借入れを行っていただくが、その借入れが終了した世帯で、引き続き生活困窮状態にある世帯に対して、就職活動を行うことを要件として、貸与ではなく、給付型の支援金を支給するものである。給付額は、単身世帯で月額6万円、二人世帯で8万円、三人以上の世帯では10万円で、最長3カ月間給付支援を行うこととしているが、この給付を受けても、なお生活が成り立たない場合には、生活保護の申請等を勧めているケースもある。  なお、一度最長3カ月給付を受けた世帯でも、生活困窮状態が続けば、その後、再度、最大3カ月間の給付を受けることができるよう制度の見直しが行われたため、今回、令和4年4月以降の支援金について予算を計上したものであるとの答弁がありました。  4款こども福祉費、3項こども福祉費子育て情報発信事業、予算額980万円について、この事業費の具体的な内容は、また、事業内容の一つに、スマートフォン対応とあるが、申請書のダウンロードなど検討課題があるのでは、との質疑に対し、機器の更新と、いさはや子育てネットバージョンアップ等の事業費である。  また、このいさはや子育てネットは、もともとパソコンを念頭に置いた情報発信のツールであった。現在、申請書をダウンロードして提出する申請手続は定着しているが、今後はスマートフォンによる電子申請の方法も研究課題として検討していきたい、との答弁がありました。  4款こども福祉費、3項こども福祉費保育体制強化事業、予算額5,394万円について、保育体制強化事業の具体的な内容は、との質疑に対し、直接の保育業務ではなく、清掃などの周辺業務を行う保育支援者を雇った場合の補助事業である。あらかじめ各施設にアンケートを実施し、希望があった31施設分について予算計上を行っている。なお、補助額は、1施設当たり月額10万円、また、園外保育を実施する際の随行者も補助対象となり、支援者分の補助額と合計で1施設当たり月額14万5,000円を上限に支給することとしている、との答弁がありました。  4款こども福祉費、3項こども福祉費母子包括相談事業、予算額143万円について、母子包括相談事業とはどのようなものか、との質疑に対し、妊娠期から子育て期までの様々なニーズに対応する総合的な相談支援を提供する事業であり、すくすく広場の中に設置している子育て世代包括支援センターにおいて、ワンストップ相談事業を行っている。妊婦の方や子育て中の母親などから直接電話をしていただき、対応する保健師や助産師が居住地域の保健師と連携をとりながら、妊娠期から子育て期まで切れ目のない相談支援を実施している、との答弁がありました。  5款健康保険費、1項健康予防費新型コロナウイルス感染症抗原検査キット配付事業、予算額170万円について、この事業は、新型コロナウイルス感染症PCR検査の対象とならない方へ検査キットを配付することとなっているが、どのような場合に対象となるのか、との質疑に対し、陽性者が確認された団体等では、濃厚接触者に該当する方などは、保健所の判断でPCR検査が実施されるが、その検査の対象とならない接触者に対して、陽性者の早期発見と不安感の解消を図るために検査キットを配付することとしている。保健所に対し、団体等への本事業の周知を依頼しており、配付については団体等から市に直接申込みをしてもらうことになる、との答弁がありました。  6款地域政策費、2項環境費、不法投棄対策事業、予算額336万円について、事業費の内訳は、また事業のこれまでの実績は、との質疑に対し、本事業費は主に廃棄物適正処理指導員1名の人件費、パトロール用車両の燃料費や維持管理費などである。  事業内容は、この指導員と職員との2名体制でパトロールを実施し、不法投棄の早期発見と監視による再発防止、不法投棄の行為者を特定するための調査などを行っているが、なかなか特定に至っていないのが現状である、との答弁がありました。  6款地域政策費、2項環境費、ごみ袋作製等管理事務、予算額1億3,385万円について、可燃ごみ以外のごみ袋が大きくて不便であるという声を時折聞くので、もう少し小さなごみ袋にすると使い勝手がよくなるのではないか、との質疑に対し、今後、ごみ分別方法等の変更を検討する中で対応ができないか考えてみたい、との答弁がありました。  6款地域政策費、4項戸籍住民費個人番号カード普及事務、予算額1億2,000万円について、個人番号カード、いわゆるマイナンバーカードの交付率は市内でどのぐらいか。また、普及促進について対策の計画はあるのか、との質疑に対し、カードの交付率は令和4年2月末現在で34.7%となっている。国の方針では、令和4年度中にはほぼ全員がカードを持つことを目指している。本市でも休日開庁や延長窓口に加え、今後は会社や施設など、おおむね5名以上の申請希望者があれば市から出向く出張申請受付を本格化するなど、さらなる普及促進に取り組んでいきたいと考えている、との答弁がありました。  11款教育費、3項学校教育費コンピュータ活用事業、予算額1億3,700万円について、ICT活用において、今後、家庭にタブレット端末を持ち帰って学習する機会も増えてくると思われるが、インターネット環境が整っていない場合や、通信事業者との契約、また、破損に備えた保険料などに対するサポート体制はどのように考えているのか、との質疑に対し、家庭における本格的なタブレット端末の利活用は、本年6月ごろの開始を目指している。本年度中に市内全域でインターネットが利用できる環境が整う状況にあるため、現在インターネット環境が整っていない家庭でも、タブレット端末を活用した自宅学習が可能となる予定である。  通信料については、原則各家庭に負担をお願いすることとなるが、経済的に厳しい家庭には、生活保護費就学援助費で支援することにしている。  自宅学習でタブレット端末を活用するためには、各家庭がインターネット環境にあることが必須となるため、保護者には加入に関して周知徹底を図りたい。なお、不可抗力によるタブレット端末等の破損は弁済を求めない考えであるが、子どもたちがわざと投げたり、落としたりするなど、故意に破損させた場合は弁済をお願いすることもあり得るため、教育委員会と学校から各家庭に対し保険加入を勧めることも考えている、との答弁がありました。  11款教育費、4項幼稚園費幼稚園管理事務、予算額687万円について、市内に2園ある公立幼稚園は、どちらも大きく定員割れをしているが、今後の公立幼稚園の在り方について、どう考えているのか、との質疑に対し、定員割れの原因としては、少子化に加え、幼児教育・保育の無償化政策の影響や、共働きの世帯が増加するなど、社会情勢の変化が考えられる。しかし、民間幼稚園と同等もしくはそれ以上のサービスを実施すると、民間幼稚園の経営を圧迫してしまうことにもつながるため、今後、様々な角度から検討していきたい、との答弁がありました。  分科会の意見として、特別支援発達障害児に特化した専門的な運営を行うことも視野に入れて検討するよう求めるものであります。  11款教育費、5項学校給食費学校給食費管理事務、予算額763万9,000円について、令和5年度からの学校給食費公会計化に向けた準備を行うとのことだが、令和5年度から実施予定の学校給食費公会計化とは具体的にどのようなことなのか。また、教職員の負担軽減を図る目的とあるが、保護者にとってのメリットとしてどのようなことが考えられるか、という質疑に対し、市の税金や保険料と同じように、学校給食費の徴収等を市で公金として取り扱うことが公会計化である。  保護者のメリットとしては、これまで口座振替で支払う場合は、学校指定の金融機関のみでの取扱いだったが、市の公金となることで利用できる金融機関が増えることになり、コンビニエンスストアでの収納も可能となるなど納付方法が多様化し、利便性の向上が期待できる、との答弁がありました。  次に、議案第17号「令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」について、結論を出すに当たり述べられた賛否の意見として、反対の立場から、保険料自体を引下げなければいけないということから本議案には反対であるとの意見がありました。  また、賛成の立場から、応分の負担に応じて保険料の額を決めており、今の社会情勢の中でつくられた予算ということから本議案には賛成であるとの意見がありました。  次に、議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」について、結論を出すに当たり述べられた賛否の意見として、反対の立場から、保険料も増額になり、高齢者負担増をもたらすことから本議案には反対であるとの意見がありました。  また、賛成の立場から、後期高齢者の被保険者数及び医療費は増加が見込まれるため、運営主体である後期高齢者医療広域連合において保険料の増額の決定がなされており、それを踏まえた保険料が提示されている。  今後も増大することが予想される医療費に対処するための適切な予算が計上されていることから本議案には賛成であるとの意見がありました。  次に、議案第19号「令和4年度諫早市介護保険事業特別会計予算」について、結論を出すに当たり述べられた賛否の意見として、反対の立場から、平成12年からスタートし、保険料は3,104円だったものが、現在約2倍の5,970円となっていることに加え、令和3年8月から補足給付見直しが行われており、令和4年度も影響を受けることから、本議案には反対であるとの意見がありました。  また、賛成の立場から、負担率は上がっているが、高齢化社会を迎えたということが原因であり、これに対応できる予算措置をしなければならないこと、高齢化社会をどう乗り切っていくかは国の制度の中で進めてもらう問題であり、今回の予算については3年に1回見直しを行っていることもあることから、本議案には賛成であるとの意見がありました。  主な質疑として、4款地域支援事業費、2項包括的支援事業任意事業費成年後見制度利用支援事業、予算額315万3,000円について、成年後見制度について、これまでは判断能力が十分でない、身寄りがない者に後見人を選任するため、市長が申立てを行った場合にのみ報酬助成を行っていたが、今後は市長申立て以外でも対象になるのか。また、1件当たりの報酬助成額は幾らか、との質疑に対し、令和3年度までは市長申立てがなされた者で、報酬の支払いが困難な者を対象としていた。来年度からは、市長申立て以外の者でも報酬の支払いが困難な場合は、対象とすることとしている。対象者数の見込みとしては、市長申立ては、実績を加味して2件、それ以外の新規分として10件、合計12件分の予算計上を行っているところである。  また、1件当たりの助成額は、施設入所の重度の認知症高齢者を想定して1万8,000円を上限としている、との答弁がありました。  以上で、教育厚生分科会長報告を終わります。(降壇) 5 ◯委員長(津田 清君)[ 243頁]  次に、経済建設分科会長。 6 ◯経済建設分科会長(北坂秋男君)登壇[ 243頁]  経済建設分科会長報告を行います。  現地調査につきましては、南諫早産業団地整備事業(栗面町 外)、土師野尾(2)地区急傾斜地崩壊対策事業(土師野尾町)、道の駅整備事業(飯盛町上原)、通学路安全対策事業(高来町黒崎)、緊急浚渫推進事業(正久寺町)、伊木力浄水場(多良見町舟津)、諫早駅周辺整備関連道路整備事業(永昌東町 外)、諫早駅自由通路管理事務(永昌町)、かわまちづくり事業関連広場整備事業(永昌東町)におきまして調査を実施いたしました。  当分科会が、審査した議案及び結論につきましては、提出された関係資料を基に慎重審査した結果、議案第14号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第15号)」のうち歳出中関係分及び繰越明許費補正中関係分、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」のうち歳出中関係分及び債務負担行為中関係分、議案第22号「令和4年度諫早市水道事業会計予算」、議案第23号「令和4年度諫早市工業用水道事業会計予算」、議案第24号「令和4年度諫早市下水道事業会計予算」につきまして、いずれも全会一致により原案どおり可決すべきとの結論に至ったところです。  なお、審査の過程における質疑の主なものは次のとおりです。  まず、議案第14号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第15号)」のうち歳出中関係分についてです。  9款商工振興費、1項商工費、事業継続支援給付金事業、予算額6,400万円について、事業の対象事業者数は250件を想定しているとのことだが、算出の根拠は、との質疑に対し、昨年、事業継続支援給付金事業を実施した際の減少率20%以上30%未満の事業者は124件であった。前回は、営業時間短縮要請協力金の対象となる飲食店は対象外であったが、今回は当該飲食店も申請できるため、想定件数を約2倍の250件とした。内訳は、個人事業者が212件、年間の売上高が1億円以下の法人が25件、1億円超5億円以下の法人が8件、5億円超の法人が5件と見込んでいる、との答弁がありました。  次に、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」のうち歳出中関係分についてです。  7款農林水産費、2項農政費、道の駅整備事業、予算額9,980万円について、基本設計業務公募型プロポーザルに係るこれまでの経過及び今後のスケジュールは、との質疑に対し、令和3年11月にプロポーザル実施の公告をした後、事務局による1次審査、地域住民代表を含む選定委員会による2次審査を経て、令和4年2月に最優秀者を選定した。  当初予算案の可決後、最優秀者と契約を締結した上で、令和4年度中に基本設計及び実施設計を完了し、あわせて事業認定申請手続や国への登録申請準備を行う予定としており、それ以降に土木、建設工事を経て令和6年度の完成を目指している、との答弁がありました。  今回の基本設計業務公募型プロポーザルの結果、県外に本社を置く2社の設計共同体を選定したとのことだが、建設事業者の育成支援や地域経済の活性化を目的として、市内・県内に本社を置く業者を選定することはできなかったのか、との質疑に対し、道の駅整備は土木関連施設、建築施設等が一体となっているため、参加資格要件を市内・県内に本社を置く業者に限定した場合、対応できる業者が限られてしまう。  今回の公募型プロポーザル実施要領においては、設計共同体による実施を可能とし、また参加資格要件を九州管内に本社、支社等を有する者に限定するなど、市内・県内の業者が参加することができるように極力配慮した上で実施したものである。なお、実施設計後の本工事においては、市内・県内の業者での対応は可能と考えている、との答弁がありました。  7款農林水産費、4項農村振興費、有害鳥獣被害防止緊急対策事業、予算額5,611万円について、カモの被害は長崎県農業振興公社が貸出している中央干拓や小江干拓の農地を中心に発生しているとのことだが、捕獲奨励金に対する県からの補助はないのか、との質疑に対し、イノシシの捕獲奨励金に対する県からの補助は令和元年度に廃止されている。これまでも県に対して有害鳥獣対策についての支援の要望を行っているところであり、今後も要望を続けたい、との答弁がありました。  7款農林水産費、6項林業費、ツクシシャクナゲの森整備事業、予算額480万円について、事業期間が令和4年度までとなっているが今後の計画は、との質疑に対し、平成25年度から令和4年度までの10年間の計画で、市の花、ツクシシャクナゲの植栽を実施してきた。令和4年度で植栽は終了するが、今後も引き続き適切に管理し、森林の持つ公益的機能の啓発を図っていきたい、との答弁がありました。  9款建設費、1項建設費、すみよか事業、予算額5億2,000万円について、すみよか事業における支所・出張所への予算配分の考え方は、との質疑に対し、これまで生活基盤整備事業、地域リフレッシュ事業においては、支所・出張所に均等に予算を配分するとともに、不足分や緊急性のあるものについては調整分で対応していた。すみよか事業においても同様の考え方で予算を配分し、当初保留している調整分については、各支所・出張所からの要望を集約した上で追加配分を行う予定である、との答弁がありました。  9款建設費、5項都市政策費、土地利用政策検討事業、予算額1,550万円について、土地利用政策検討における現在までの取組状況は、との質疑に対し、令和3年度には近年に土地利用政策を見直した2つの自治体に対する事例調査、本市への転入・転出者に対する調査結果の分析などを行った。  昨年12月には、線引き廃止をテーマとして長崎県宅地建物取引業協会諫早支部と、市長・副市長出席のもと意見交換会を実施したところであり、現在は市内の開発業者、建築業者、不動産業者等に対して意向調査等を行っているところである、との答弁がありました。  検討の過程における議会の関与についてどう考えているか、との質疑に対し、この事業は将来の土地利用政策の在り方を総合的に検討する重要な事業である。議会への報告及び意見交換をしながら慎重に事業を進めていきたい、との答弁がありました。  9款建設費、5項都市政策費、生活拠点等活性化事業、予算額1,000万円について、生活拠点等活性化事業は、支所・出張所、小・中学校等を中心とする半径500メートルの円の範囲を対象区域として宅地開発による土地利用転換を促進するものだが、対象区域において農業振興地域における農用地区域の割合はどれくらいあるのか、との質疑に対し、全ての対象区域における割合は算出していないが、例として飯盛地区の支所周辺において試算したところ、対象区域186ヘクタールのうち約33ヘクタール、約18%が農用地区域であったとの答弁がありました。  農業振興地域整備計画を所管する農林水産部や、農地転用を所管する農業委員会との連携はできているのか、それぞれの事業と調整が必要ではないか、との質疑に対し、農業振興地域整備計画で設定している農用地区域は、おおむね5年ごとに見直しが行われている。次回は令和5年度に見直しが予定されており、今回はそれに先駆けて生活拠点等活性化事業の対象区域を示すものである。農用地区域等への対応については、市街化調整区域における諫早版「小さな拠点」の指定の際にも先に拠点区域を示し、関係部局と調整を行い進めてきている。今後も同様に連携しながら事業を進めていきたい、との答弁がありました。  9款建設費、6項住宅費、老朽危険空家等除却助成事業、予算額500万円について、この事業は老朽危険空家等の所有者等に対して除却費用の一部助成を行うものであるが、市民への周知方法と想定している除却件数は、との質疑に対し、市ホームページや広報紙等による周知を考えている。令和4年度に10件の除却を見込んでおり、次年度以降の件数については、令和4年度の実績を見て検討したい、との答弁がありました。  9款建設費、7項諫早駅周辺整備費、諫早駅周辺整備関連道路整備事業、予算額1億9,000万円について、市道永昌東栄田線詳細設計について、市道永昌東栄田線とJR長崎本線の交差部をアンダーパス(トンネル)方式からオーバーパス(橋りょう)方式に変更するとのことだが、変更するのはなぜか、との質疑に対し、当初の方式であるアンダーパス方式を検討する際にオーバーパス方式も併せて検討したが、オーバーパス方式では諫早総合病院付近にすりつけることができず、周辺の土地利用に制約が生じるためアンダーパス方式を採用していた。  今回の新幹線開業に伴うJR長崎本線の非電化により鉄道上空の高さの制限が緩和されるため、オーバーパス方式においても同病院付近にすりけつけること可能となり、事業費も8億円ほど削減できる見込みであることから、オーバーパス方式に変更するものである、との答弁がありました。  最後に、議案第22号「令和4年度諫早市水道事業会計予算」についてです。  資本的収入及び支出における支出のうち、第1款資本的支出第1項建設改良費について、導水管、送水管、配水管は老朽管の更新に併せて耐震化を行っているとのことだが、耐震化率と漏水の修繕箇所数の推移は、との質疑に対し、管路全体の耐震化率は令和2年度末時点で27.5%であり、令和3年度末には28.0%、令和4年度末には29.6%となる見込みである。  また、年間の漏水の修繕箇所数はここ数年60から70カ所で推移しており、ほぼ横ばいの状況である。なお、伊木力浄水場建設事業が今年度末で完了するため、今後は管路更新事業にも注力していきたい、との答弁がありました。  以上で経済建設分科会長報告を終わります。(降壇) 7 ◯委員長(津田 清君)[ 245頁]  質疑受付けのため、しばらく休憩いたします。       午前11時1分 休憩       午前11時15分 再開 8 ◯委員長(津田 清君)[ 245頁]  休憩前に引き続き、全体会を開きます。  なお、討論は、この後の本会議で行うこととしておりますので、本委員会では省略いたします。  これより議案ごとに順次採決に入ります。  まず、議案第14号「令和3年度諫早市一般会計補正予算(第15号)」について採決いたします。  議案第14号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 9 ◯委員長(津田 清君)[ 245頁]  異議がありませんので、議案第14号は原案どおり可決されました。  次に、議案第15号「令和3年度諫早市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)」について採決いたします。  議案第15号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 10 ◯委員長(津田 清君)[ 245頁]  異議ありませんので、議案第15号は原案どおり可決されました。  次に、議案第16号「令和4年度諫早市一般会計予算」について採決いたします。  議案第16号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議あり」と言う者あり) 11 ◯委員長(津田 清君)[ 245頁]  異議がありますので挙手により採決いたします。  分科会長の報告どおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。
      (賛成者挙手) 12 ◯委員長(津田 清君)[ 245頁]  挙手多数。よって、議案第16号は原案どおり可決されました。  次に、議案第17号「令和4年度諫早市国民健康保険事業特別会計予算」について採決いたします。  議案第17号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議あり」と言う者あり) 13 ◯委員長(津田 清君)[ 245頁]  異議がありますので挙手により採決いたします。  分科会長の報告どおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。   (賛成者挙手) 14 ◯委員長(津田 清君)[ 245頁]  挙手多数。よって、議案第17号は原案どおり可決されました。  次に、議案第18号「令和4年度諫早市後期高齢者医療特別会計予算」について採決いたします。  議案第18号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議あり」と言う者あり) 15 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議がありますので挙手により採決いたします。  分科会長の報告どおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。   (賛成者挙手) 16 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  挙手多数。よって、議案第18号は原案どおり可決されました。  次に、議案第19号「令和4年度諫早市介護保険事業特別会計予算」について採決いたします。  議案第19号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議あり」と言う者あり) 17 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議がありますので挙手により採決いたします。  分科会長の報告どおり決定することに賛成の諸君の挙手を求めます。   (賛成者挙手) 18 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  挙手多数。よって、議案第19号は原案どおり可決されました。  次に、議案第20号「令和4年度諫早市駐車場事業特別会計予算」について採決いたします。  議案第20号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 19 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議がありませんので議案第20号は原案どおり可決されました。  次に、議案第21号「令和4年度諫早市墓園事業特別会計予算」について採決いたします。  議案第21号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 20 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議ありませんので、議案第21号は原案どおり可決されました。  次に、議案第22号「令和4年度諫早市水道事業会計予算」について採決いたします。  議案第22号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 21 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議ありませんので、議案第22号は原案どおり可決されました。  次に、議案第23号「令和4年度諫早市工業用水道事業会計予算」について採決いたします。  議案第23号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 22 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議ありませんので、議案第23号は原案どおり可決されました。  次に、議案第24号「令和4年度諫早市下水道事業会計予算」について採決いたします。  議案第24号に対する分科会長報告は、原案可決であります。分科会長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 23 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議がありませんので、議案第24号は原案どおり可決されました。  お諮りいたします。予算決算委員長報告につきましては、委員長に御一任いただくことに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 24 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議ありませんので、そのように取り計らいます。  次に、予算決算委員会において議決されました案件について、その条項、字句、数字、その他の整理を要するものがありました場合、その整理を委員長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) 25 ◯委員長(津田 清君)[ 246頁]  異議ありませんので、これら整理を要するものにつきましては、委員長に委任することに決定いたしました。  これをもって、予算決算委員会・全体会を閉会いたします。       午前11時24分 閉議  上記、会議録を調製し署名する。        予算決算委員長 津 田   清 Copyright © ISAHAYA City Assembly All rights reserved. ページの先頭へ...